artist interview HIROSHI NAKAMURA (1/4)
中村 寛史(なかむら ひろし) 1981年生まれ。滋賀県出身。04年個展「ハロー、グッバイ、サンキュー」。05年「ARTBEAT KYOTO AWARD2005」受賞。06年「THE EXPOSED of the art vol.1 PHOTOGRAPHS」参加。その他、個展、グループ展等にいくつか参加。現在、フリーランスとして活動中。
聞き手:藤本智士(本展覧会プロデューサー/parkediting)
3年前 | |
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| 藤本 | LOTUSROOTS(※大阪、西天満にあるカフェギャラリー。当時、そこの2階にパグマガ編集部があった)で展覧会をしたのっていつやった? |
| 中村 | 2004年ですかね、3年くらい前やったから。 |
| 藤本 | 3年前かぁ…。3年は人として色々あるよね。 |
| 中村 | そうですね。あの時は写真新世紀(※キヤノン主催の写真コンテスト。若手写真家の登竜門的存在)とかに選ばれて、そのままスターにみたいな、ものすごい甘い期待があるぐらいで。 |
| 藤本 | 一気に作家的に成功していくみたいな。 |
| 中村 | はい、スタジオに入ってアシスタントを…とかは全然思ってなくって。何年かやってあかんかったら別に辞めようかな?くらいに思ってたんですよ。そ れでその後、複眼ギャラリーで展覧会して、ARTBEAT(※1999年より始まった「アートを音楽のように楽しもう」という意味がこめられたイベント) の賞もらって展覧会出来たり、思いのほか展覧会が続いて。 |
| 藤本 | そうやんね、LOTUSROOTS以降なんやかんやと。 |
| 中村 | はい。でも、何て言うか、自分の中に溜まってないのに展覧会やってたんですよね。「やらへんか」って言われたら「ああやります」って。 |
| 藤本 | 周りが面白がってくれたし。 |
| 中村 | そんなんでやってて、僕もギリギリまで準備もせーへんタイプやし、やってみてから「あそこ、こうした方が良かったな」っていうのが毎回あったし。 特に、ARTBEATの後、京都のARTZONEで展覧会やったじゃないですか。あの時の感想ノートに、一人匿名でものすごい腹立つことが書いてあったん ですね。それですごい傷ついたんですよ。 |
| 藤本 | 具体的に何て書いてあったの? |
| 中村 | その期間中、「作品を売りますか?」って言われたから一応値段をつけてたんですね。そしたら「こんなんで売るんですか、なめてますね」みたいなこ とが書いてあって、こいつ匿名で同じ土俵に上らずにこんな勝手なことを、野次だけ言いやがって腹立つなって思いながらも、その後も一人で思い出して落ち込 んでたりしてて(笑)。 |
| 藤本 | ガラスのハートやもんな。 |
| 中村 | そうなんです、打たれ弱いから。友だちにも「なんか書いてあったな」とか言われて、「うん」とか言いながらも顔は引きつるし涙目になってて (笑)。その後もずっと気になってたんですけど、これで終わったらすごい腹立つなって逆に思ってた時に、LOTUS(前述のLOTUSROOTS)で藤本 さんにたまたま会ったんですよね。で、ARTZONEの時に出した写真を見てもらって話をしてたら、藤本さんに「一回スタジオとかに入ってみたら」って言 われて「ああ、そうやな」って。そこでですね、スタジオとかに入って写真のことをもう少し勉強しようかと思ったのは。 |
| 藤本 | そういう感想が書いてあってって凹んでたのはむっちゃ覚えてるわ。要は書かれてたことが間違ってなかったから腹たったんやろ。 |
| 中村 | まあそうですね。それで「スタジオとか行こうかな、どうしようかな」って思っていた時に背中を押されて「やっぱり行こう」ってなったんです。 |
